目次
商品別税率機能 (標準搭載) とは
EC-CUBE 2.13 で実装された商品別税率機能について考察する。基本的には EC-CUBE 2.13.5 で分析したが、一部開発中途の 2.17(仮) で分析している。
「基本情報管理>税率設定」画面
- 「商品別税率機能」欄は、パラメーター「OPTION_PRODUCT_TAX_RULE」を更新する。商品ごとの税率のデフォルトセットは行われない。
「受注管理>受注登録」「商品管理>商品登録(商品規格)」画面の「消費税率」欄について
- 入力必須。
- dtb_tax_rule に登録されている商品規格は、その値が初期表示される。
- 入力した内容は、dtb_tax_rule.tax_rate に登録される。(「基本情報管理>税率設定」画面の「共通税率設定」の「消費税率」と同じ値でも。)
- dtb_tax_rule に登録されていない商品規格は、「基本情報管理>税率設定」画面の「共通税率設定」の「消費税率」が初期表示される。
- 入力した内容は、初期表示の値と異なる場合のみ、dtb_tax_rule.tax_rate に登録される。
dtb_tax_rule
product_class_id
- 商品規格を登録していない商品でも値セットする。
calc_rule (端数処理? 課税規則?)
- 登録時点の共通税率設定が反映される。共通税率設定を変更しても、各商品規格の設定は変わらない。
- 実際の税込単価の算出で使われる模様。
tax_adjust (調整額? 固定金額?)
- 常に0と考えて良さそう。
難点
2019/10/01 の軽減税率を想定して分析。
- 商品一覧画面の「販売価格(税込)」に反映されない。(共通税率設定で算出される。)
- おすすめ商品ブロックも同様。
- 商品詳細画面の「販売価格(税込)」に反映されない。(共通税率設定で算出される。)
- ただし、商品規格を設定してある商品は、商品規格を選択すると表示される金額には反映される。
- 関連商品の表示も同様。
- CSV ダウンロード・アップロードに対応していない。
- calc_rule の途中変更を想定できていない。
- 一度消費税率を変更した商品は、もとの税率に戻しても、共通税率設定を参照しない。(「消費税率」欄はデフォルト NULL で、任意入力とすべきと思う。)