目次
2.4系と2.11系での比較
ニフティクラウド mini (1GHz, 物理512MB, 仮想2G)
- CentOS 5.7 64bit (チューニングなし)
- PHP 5.2.17 (チューニングなし)
- PostgreSQL 8.4.7 (チューニングなし)
- EC-CUBE (ほぼ、初期状態)
商品一覧 (/html/products/list.php)
試験パラメータ→ 観測項目↓ | Ver | 同時接続数 | ||
---|---|---|---|---|
10 | 15 | 30 | ||
接続時間 (中央値) 単位: 秒 | 2.4.4 | 0.974 | 2.813 | 5.286 |
2.11.2 | 3.034 | 4.483 | 10.054 | |
要求応答数/秒 (平均) | 2.4.4 | 5.52 | 5.73 | 5.46 |
2.11.2 | 3.19 | 3.38 | 2.72 |
結論
(少なくとも、一定の条件下では、) EC-CUBE 2.11系は、2.4系よりも、2倍くらい重いらしい・・・。
例えば、同環境において、5秒以内を条件とすると・・・
- 2.4.4 では、30同時接続弱まで耐えられる
- 2.11.2 では、15同時接続強まで耐えられる
・・・といった感じ。
メモ
- 結構衝撃的な結果だった。高速化されていると信じていたが、見事に裏切られた。
- 2.11.2 では、PHP の CPU 消費が著しく激しかった。(2.4.4 は未確認。)
- 2.11 系で行われた、強引な MySQL での高速化のツケの予感。
- 今後は、DB 1台 + WEB サーバ 3台 とか、フツーに必要かもね。(ある意味、楽な構成だ。設備費用はメチャ高くなるが・・・) クラウド万歳な時代なんですかね。
- 商品数が増えると、別の結果となるかもしれない。(そもそも、2.11系の方が商品数が多いというのはあるが、(商品の処理以外も含めた)全体の処理コストからすれば、誤差の範囲であろう。)